お正月に合わせるワイン

【シャンパーニュ】

細かい泡が続き
比較的酸やミネラルが穏やかなもの
葡萄3種を使ったものか、
ブラン・ド・ブランエレガント
仕上がりのものがお勧めです。

フランス、シャンパーニュ地方
葡萄:シャルドネ種
ピノ・ノワール種
ピノ・ムニエ種

【白ワイン】

どこか丸みのある味わいの
ワインを選ぶことが多いです。

蜜のような甘い香り、
洋梨、白い花の華やかさ
金柑などの甘苦い果実
果実を感じボリュームある。

フランス、ロワール地方
葡萄:シュナン・ブラン種

白い花の香りが
穏やかに広がり
すっと柔らかい。

フランス、ローヌ地方
葡萄:ルーサンヌ種、マルサンヌ種

飲み口はさっぱりしている
ようで、青りんご、桃のコンポート
の香りがふわっと広がる。

フランス・ボルドー地方
葡萄:セミヨン種
ソーヴィニョン・ブラン種

【ロゼワイン】

フランス、プロヴァンス地方
葡萄:ムールヴェードル種
グルナッシュ種など

とても淡いピンク色で
白い花にチェリーなどの
香りがほのかに広がる
白ワインのように飲みやすく
柔らかい。

【赤ワイン】

フランス、ブルゴーニュ地方
葡萄:ピノ・ノワール

渋味が強くなく、
赤果実の香りと花(or土)の
香りが調和している
味わいのものがお勧めです。

おせちなど、とても繊細なお料理は
お出汁の味わいを
引き立てることを考えると
とても難しいのですが、
お出汁と極力ケンカせずに
調和するようなワインを選ぶことが
大切ですね♪

【関連】お正月に飲むワイン

お正月に飲むワイン

皆さま、こんばんは。

いよいよ2014年もあと数時間で
お正月を迎えますね。

おせちを食べる時
どんなワインだと合うのか?
とよく聞かれます。

「やはり、白ワインですよね。」

と言われる方が多いのですが
白だけではなく、他のワインも
合いますよ♪

おせちと言っても
品数がたくさんあるので
全部と合わせる
というのは、なかなか難しいところ。

やはり飲みたいワインを飲む!

というのが一番楽しいと思いますが
その中でこういう種類が合いやすかった
というワインを簡単にまとめてるので
よかったらご覧になってください。
お正月に合わせるワイン

白ワインだと、あまり酸が強すぎず
どこか丸みのある味わいの
ワインを選ぶことが多いです。

ロゼワインは、意外と万能なのですが
こちらはとても淡いピンク色の
白ワインのように柔らかい飲み口の
ワインを選びます。

赤ワインは、渋味が少なく
樽の香りが強くないワインが
お勧めです。

飲んでみて、料理とワインが
合わないようでしたら
料理は料理
ワインはワイン
で楽しみましょう♪

ワインに合わせやすい
サラミやチーズなどを
用意しておくといいですね☆

モンドール

皆さま、こんばんは。

ずっと待っていた冬のチーズを
やっと食べることが出来ました♪

モンドール

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こちらは魅惑的な木の香りがします。

私は実は、20歳までチーズが
苦手だったのですが、こちらの
モンドールに出会ったことで
チーズを好きになっていきました。

こちらは、8月15日から翌3月15日
までの期間限定チーズ

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この魅惑的な木の香りはどこから?

それは、エピセアという

モミの木の香りなのです♪

チーズの周りは、
エピセアの樹皮なんです。

そして、エピセアの棚の上で
洗いながら熟成させて、、

この魅惑的な香りが生まれます。

シャンパーニュや白ワインはちょっと
難しいですが、赤ワインはとても
相性が良いですよ♪

私は、フランスのワインで
ブルゴーニュの
ニュイ・サン・ジョルジュや
モレ・サン・ドニ、
ジュヴレ・シャンベルタンと
合わせるのが好きですが

エレガントスタイルのローヌも
合いました☆

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また、こちらの大きさを通常よく
チーズ屋さんで見かけますが、

もっと大きいクープサイズという
3kgほどあるモンドールもあります。

こちらは当たり外れが大きいので
お気を付け下さい。
これは、知り合いのチーズ屋さんが
教えてくれたのですが、入荷する度に
試食させてもらったら、本当に
毎回違って驚きました。

当たると、通常サイズの
魅惑的な味わいを
更に超えて、本当に素晴らしい、
エレガントな味わいを見せます。

赤ワインは冷やしちゃいけない?

♪♪♪

『エルニャのワイン入門Radio』に

本日もリスナーから

お便りが届いています。

♪♪♪

  ★★なんぞなもし(入門編)★

「エルニャさん、こんにちは。

この前、忘年会でワインの話になって

赤ワインは冷やす
美味しいですよね!」

と言ってたら、
『いや、普通冷やさないでしょ!』
と何人かに言われたのですが

赤ワインは冷やさない方が
美味しいのでしょうか??

……………………………………………….

「エルニャは昔、赤ワインは
冷やさない、 って教えられて
夏も冬も、常温で
飲むようにしてたんだけど、

ある時、冷えた赤ワインを飲んで
『美味しい!』と思ってから

冷やして美味しい赤ワインを
探したりしたよ。」

、、、ここはちょっと

「聞いてみましょう♪」

↓   まるなげ②(入門編)

……………………………………………….

はい、そうですね。
赤ワインは冷やして美味しいものが
たくさんあります。

赤ワインは常温で飲む

という言葉を聞く方も多いと思います。

この「常温」という言葉を
冷やさない
と捉える方が多いのですが
そうではなく、

この「常温」というのは
17度~19度くらいのことです。

フランスでは地下の貯蔵庫
ワインを保管していて、そこから
取り出したワインは、
大体それくらいの温度です。
わざわざ冷やしてはいませんね

赤ワインは常温で飲む

恐らくそこからきた言葉だと思います。

、、ということは、
日本でもワインセラー
温度設定をそれくらいにしておけば
わざわざ冷やす必要はありません

つまり、大切なのは「温度」です。

通常、常温というと23度くらいを
指し、 その温度で赤ワインを飲むと

なんとなくぼやけて、締まりのない

味のことが多く、

少し冷やして19度位にしてあげると

まとまりのある、スキッとした

味になることが多いです。

冷やし過ぎは厳禁ですが、
室温が20度を超える時は
少し冷やして美味しい温度
してあげることが大切です。

(※赤ワインの種類によって
最適温度が変わってきます。)

by.エルル

 つづく(入門編)★

シャンパーニュの甘辛はどう決まる? [中級]


エル太のワイン知識[中級編]★★

ソムリエ・エル太のワイン知識 [中級編] 

お客様、

シャンパーニュの甘辛の違いは、

シャンパーニュを造る過程で

どれくらい糖分を加えているか

ということで決まります。

そして、その加えた当分の量によって
表示が変わります。


  1. [極辛口] 0g/L
    Brut Non Dose
    ブリュット・ノン・ドゼ
    Ultra Brut
    ウルトラ・ブリュット


  2. [極辛口] 3g/L 以下
    Brut Nature
    ブリュット・ナチュール


  3. [極辛口] 06g/L
    Extra Brut
    エクストラ・ブリュット


  4. [辛口] 615g/L
    Brut
    ブリュット


  5. [ほのかに辛口] 1220g/L
    Extra Dry
    エクストラ・ドライ


  6. [甘口] 1735g/L
    Sec
    セック


  7. [極甘口] 3350g/L
    Demi-Sec
    ドゥミ・セック


  8. [極甘口] 50g/L以上
    Doux
    ドゥー


糖分の量に幅があるので、例えば同じ「Brut(辛口)」表記であっても、糖分の量が

6g/Lだと、極辛口に近い味わい
になりますし、

15g/Lだと、中辛口に近い味わい
になります。

ですので、同じ「Brut」であっても、造り手によって甘さを感じたり、かなりキレのある辛口に感じたり、、ということがあります。

葡萄のブレンドによってボリューム感や味わいが変わりますが、このように糖分の量でも変わってきますのでご参考なさって下さい。

それでは、失礼いたします。


【関連】「シャンペン」と「シャンパン」は違う?

 

シャンパーニュの甘辛はどこを見れば分る?[初級]

お答えします(入門編)

 エルニャのワイン知識[初級編] 

シャンパーニュの甘口と辛口。
どうやって分るかというと、

ラベルに載っている文字を見ると
わかるよ!

極辛口Brut Non Dose
   Ultra Brut

 【極辛口Brut Nature

【極辛口】Extra Brut

【辛口】Brut

【ほのかに辛口】Extra Dry

【甘口】Sec

【極甘口】Demi-Sec

【極甘口】Doux

詳しくはコチラ↓
シャンパーニュの甘辛②へ、、☆


【関連】「シャンペン」と「シャンパン」は違う?

 

アピシウス★ワインセラー

皆さま、こんにちは。

前回に引き続き

(→前回の記事

お料理とワインのご紹介と、

最後に見せて頂いた

ワインセラーのご紹介です。

メインはこちら

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合鴨、豚足、フォワグラの
クレピネット包み焼き
山葡萄のソース 

それぞれの良いところ取りをしたような

旨味が美味しい脂と共に

口の中に広がります。

そこに山葡萄のソースが加わると

さらにボリューム感ある豊かな味わい。

こちらは、前回のシェリーとも

合いましたが

こちらの赤ワインとも合わせます。

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2011年
コート デュ ローヌ ヴィラージュ
サブレCuvée “AKA SAKA”

熟した果実とスパイスの香り、

そして柔らかく、豊かな

ボリュームがお肉と良く合います。

ほのかに甘い果実味が、

山葡萄のソースにも合うんですね♪

そしてデザートと

コーヒーを頂いて、、

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モンブランと
バニラアイスクリーム

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お腹も心も満たされた後は、、

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場所を移動して、、

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情野さんに

ワインセラーを見せて頂きました。

こちらのワインセラーには

1950年代や80年代などなど

ボルドー、ブルゴーニュなどの

とても素晴らしいワインが

たくさんあり、さすがグランメゾン!

という品揃えです。

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左から、漆谷さん、私、情野さん

棚にはワインがいっぱいです。

頂くワインの状態が良いのも

きちんと管理されているから

なのですね☆

写真左の漆谷さんは、以前は

エノテカ広尾本店の店長を

されていて、今は本社の商品部で

輸入やイベントなどをされています。

ワインに詳しく面白い方なので

お店で見かけたら、ワインのことを

聞いてみてください♪

ワインセラーツアーもして頂いて

皆、ほくほく大満足で帰りました。

美味しいお料理とワイン、

そして情野さんの素敵で楽しい

サービスがあったからこそです。

やはり、グランメゾンには

そこでしか得られない感動

というものがあるなぁ、

と改めて思いました。

情野さん、ありがとうございました❤

APICIUS

アピシウス

http://www.apicius.co.jp/

モスカート・ダスティとは?[初級]

お答えします(入門編)

 エルニャのワイン知識[初級編] 

前回、「アスティ」は2つあるという
話をしたよね。(→記事はこちら
その内の一つ
アスティ・スプマンテ
に続き、もう一つが

モスカート・ダスティ

って言うんだよ。

アスティ・スプマンテは知ってるけど
モスカート・ダスティは知らないなぁ、

という友達が多いんだ、、。

こちらの「モスカート・ダスティ」は
微発泡

発泡がとても弱くて
白ワインだけどちょっとシュワッと
するかな~、って感じ。

ボトルの形は様々だけど、
栓は、スパークリングワインの
ような形ではなく、

白ワインや赤ワイン
栓の形をしているよ。

こちらもマスカットの香りがする
甘口だけど、
発泡がとても弱いから
もう一つのアスティ、

アスティ・スプマンテ

よりもほんの少しだけ
甘さを強く感じたりするな~。

アスティ・スプマンテとは?[初級]

お答えします(入門編)

 エルニャのワイン知識[初級編] 

前回、「アスティ」は2つあるという
話をしたよね。(→記事はこちら

その内の一つが

アスティ・スプマンテ

なんだけど、

「アスティ」と言えばこちらを
思い浮かべる方が多いと思うな。

特にクリスマスシーズンに人気が
あるから、よくワイン売り場に
置いてたりするね☆

こちらは発泡が強いタイプだから、

 栓はスパークリングワイン用の形
しているよ。

名前にも「スプマンテ」と付いていて
外観からも分かりやすいね☆

こちらもマスカットの香りのする甘口
だけど 発泡が強いから、
もう一つのアスティ、

モスカート・ダスティ

よりもほんの少しだけ
甘さが和らぐ感じがするな~。

 

アピシウス★日本のグランメゾン

皆さま、こんばんは。

先日、アピシウスのシェフソムリエ

情野さんをご紹介しましたが

(→前回の記事

今回はお食事とワインを

ご紹介します。

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まずは、ウェイティングルームで

シャンパーニュを。

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ローラン・ペリエ ブリュット

フレッシュで芳醇な味わいは

スタートにピッタリ♪

シャンパーニュを片手に皆で話していて

丁度良い頃に、移動して

R0095598 (1280x960)加工済み

素敵な装飾品に囲まれた個室へ。

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本当に素敵で

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本物に囲まれる幸せ❤

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ベルナール・ビュフェの絵を

眺めながら、美味しいお食事を

頂けるなんて

本当に贅沢な時間です。

アミューズを頂き

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すっきりとした後に

こちら

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フロム・ダンベールのムースと

クラテッロ、白トリュフをのせて

ブルーチーズの中でも青かびが柔らかく

ねっとりとしたミルクの厚みを感じる

フロム・ダンベール。

これがムースになることで、

風味はしっかりしていながら

ふわりとした口溶けになり、

洋梨の甘みと

素晴らしい調和を見せます。

また、上にのっている

香り高い白トリュフが

周りを包み込み、魅惑的な一品です。

そこに合わせるワインは

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2011年

サヴニエール・ロッシュ

オー・モワンヌ

蜜の香りが広がる中に、

洋梨、白い花の華やかさがあり

金柑などの、甘く苦さのある

果実感がある。

ボリュームのある辛口で、これはとても

美味しい❤そしてお料理とバッチリ。

そして、

アピシウスといえばこちら、

ということで仲間のリクエストにより

お待ちかねの、、

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小笠原産母島の青海亀の

コンソメスープ

シェリー酒風味

とても柔らかく口に含んだ瞬間

香りだけを残して溶けるのですが、

通常頂くフレンチのコンソメとは違った

奥に奥にその旨味が隠されているような

なんとも言えない魅力があります。

じわっと広がった後に続く

細く長い余韻がとても心地よい一品。

そこに合わせるのはシェリー、

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デル デューク アモンティリャード

ヴェリーオールド
(ゴンサレス・ビアス)

こちらは、アモンティリャードなので

色も琥珀色、ヘーゼルナッツや

アーモンドの皮のような

香ばしさがある辛口。

30年以上寝かせた複雑味が

青海亀のコンソメスープと

良く合います。

また、この後のお肉料理とも

相性がとても良くて嬉しい♪

ここで振り返ると、

とても長くなっていたので、、

また次回に書きたいと思います。