ヴィーノ デッラ パーチェ☆VINO DELLA PACE

日本におけるイタリアワインの第一人者、内藤ソムリエのいるお店。コースの料理に合わせて内藤さんセレクトのワインを頂く、『ワイン・ペアリング』がお勧めです。内藤さんの楽しいトークとイタリア各地のワインを、料理と共に楽しむことが出来ます。ワインを勉強している方には、特にオススメのお店です。


ワインやお料理のこと

  1. 内藤ソムリエのご紹介
  2. ヴィーノ・デッラ・パーチェ①
  3. ヴィーノ・デッラ・パーチェ②

内藤ソムリエのご紹介

 こちらのお店には、
ワイン業界で知らない人はいない、というほどのイタリアワインの第一人者

内藤ソムリエ

がいらっしゃいます。 内藤さんご紹介 (1280x960)

右から内藤さん、私、 永瀬さん

内藤さんは、日本における
イタリアワインの第一人者として
知られていて、ワインスクール
『アカデミー・デュ・ ヴァン』の講師を
務める他、専門誌の監修をされるなど
様々な方面でご活躍されています。

イタリアワインに関することなら
まずは内藤ソムリエ!というほど。

日本における
イタリアワインの「先生」として
尊敬する人は数知れず。

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そして、内藤さんは

第1回JETCUPイタリアワイン
ベスト・ソムリエ・コンクール

優勝をされています。

そしてなんと!

今年11月に開催された

第8回JETCUPイタリアワイン
 ベスト・ソムリエ・コンクール

では同じお店
ヴィーノ デッラ パーチェの

永瀬さんが優勝をされました!

おめでとうございます❤

優勝者が2人もいらっしゃるお店、、

本当にすごいですね。

イタリアへの強い愛が感じられます。

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 イタリアは小さな州から大きな州まで
ワイン産地がたくさんあり、
勉強してもしても、
覚えることはたくさん。

格付けも増えていくし、土着品種も
たくさんあるし、造り手もたくさんいるし、、

何より多種多様なワインが
豊富にあります。

だからこそ魅力たっぷりなのですが☆

イタリア全土 、
ほぼ全てのワイン産地を歩いた

という内藤ソムリエ。

分らないことを尋ねたり、
「この地域は、、?」
と、少しつぶやいただけで
すかさず素晴らしいコメントを
頂くことができます。。
(知識もサービスもさすが!)

イタリア生産地の位置関係や
標高の高さ、葡萄やワインの味わいの
特徴など、スラスラスラ、、、♪

と魔法のように出てきて、
いつのまにかワインと一緒に
イタリアに居るような、

そんな錯覚を覚えるほど。

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「現地に行かれた感じの料理
&ワインの実践を
そのままお伝えすることが、
外国人(日本人) としてのリスペクトだと
思っています。

ソムリエやシェフありき…
というよりは、

まずイタリアありきだということを

念頭に置いています。」

と仰る内藤さん。

常に情熱を持って、突き進む方の
お言葉は、深く心に響き、
このような素晴らしい方が
あと何人日本に居るのだろう、、

と、自らを省みながら
つい考えてしまいます。

 さて、内藤さんにお任せで
頂いた素敵なワインとお料理は
次回お伝えしたいと思います♪

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 つづく、、、。

★JETCUPイタリアワイン
ベスト・ソムリエ・コンクール★

 「イタリアワインに関わる
ソムリエの育成と、
その知識と技術の向上、
そしてイタリアワインの振興を目的
(by.日本ソムリエ協会)
として開催されている大会です。


ヴィーノ・デッラ・パーチェ①★☆

今回はワインとお料理のご紹介。

ワインもお料理も
全て内藤さんにお任せです♪

スタートは泡から。

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2009年
タメリーニ
スプマンテ・メトド・クラシコ
エクストラ・ブリュット
ミッレジマート

洋ナシや青りんごの香りが

ふわっと上がり、華やかでありながら

キリッとキレがあり

程よい飲み応えがある、

飲んでいて楽しい泡♪

こちらは、白ワインで有名な

”ソアヴェ”の葡萄

ガルガーネガで造られています。

そこにまずは、

可愛らしい、、

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軽いお口とりの、鱈白子フリット

トロッととろける白子に
レモンをかけると
質の高い泡と厚みを持つ、
こちらのスプマンテと
ピタリときます♪

そして泡の次は、
「白」ではなく赤ワイン☆

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2012年
Antelio
アリアニコデル・ヴルトゥレ
(造り手:カメルレンゴ)

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 コウイカとカルチョーフィのソテー

柔らかく弾力のある香ばしい
コウイカに、赤ワインの
ボディはあるけれど
滑らかなタンニン、が良く合います。

「カルチョーフィ」いわゆる
アーティチョークですが、
これが持つ酸味が
赤ワインの持つ、プラムや
ドライフルーツの芳醇な味わいを引き締め、美味しい♪

そして次は、、
綺麗なロゼです☆

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2012年
スープレマティズム・ロゼ
トル デ ファルキ

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自家製干し鱈、じゃがいも、
トマト和えスパゲッティ

こちらの自家製干し鱈は、
噛むほどに旨味が出て
スパゲッティ全体が
深みのある味わいに。

そこに、ほのかにキャンディような
甘い香りがありながら、ミネラルが
中盤から主張する、こちらのロゼ、
見事に合うんですね。

お互いを邪魔せず、引き立たせます。

そこへ、次は赤ワイン。

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 2010年
ロッソ・ディ・モンタルチーノ
(造り手:ラ・セレーナ)

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 手打ちパスタのカヴァティエッディ
子羊ラグー、 卵、ペコリーノチーズ
プンタレッラ和え

これぞイタリア!というような一品♪

子羊ラグーの独特の旨味と
ペコリーノチーズの柔らかな旨味が
上手く絡んだ、
モチモチのカヴァティエッディ。

そこにこちらのワイン、
モダンなタイプで
香り、味わい共に芳醇で
子羊やペコリーノチーズに負けません。

ですがタンニンが程よく、
すっとキレの良い感じが、
こちらのパスタと良く馴染みます。

それにしても、
イタリアの土着品種のワインと
お料理がとてもピッタリで楽しい☆

こういう合わせ方があるんだ!
と楽しみながら
お食事は進みます♪



ヴィーノ・デッラ・パーチェ②

 

前回に引き続き

ワインとお料理のご紹介です。

パスタの次はセコンド。

それに合わせるワインは、赤ワイン。

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2008 年
バローロ モンヴィリエーロ
(コメンダトーレ・G・B・ブルロット )

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 鳥取産鹿肉ロースト

弾力があるけれど
とても柔らかく、噛むと
鹿肉の旨味がジワッと広がります。

こちらに合わせる赤ワインは
バローロですが、

こちらは、とてもキメ細かく
エレガント。

その質感と柔らかな肉質がとても合い、

黒果実とどこか野生味のある香りが

ふわっと包み込み

鹿肉の旨味を引き立てます。

ワインとお料理の合わせ方で

色んな発見ができます♪

そして最後はドルチェ。

、、に合わせるのは甘口デザートワイン♪

R0095566 (960x1280) 2002年
グレコ・ディ・ビアンコ
(CAPO ZEFIRIO)

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ズコット

『ズコット』は、トスカーナ地方
フィレンツェのセミレッドケーキですね。

少し凍った中にナッツなどが
ふんだんに盛り込まれていて
とても好きなデザート♪

そこに琥珀色の甘口ワインを合わせます。

こちらは、葡萄を乾燥させ糖度を高めた
甘口ワイン。

甘さはありますが、
シェリー酒のような香りと
ドライフルーツやスパイスを感じ
最後はスキッとキレがあります。

これが、、とても良く合います。

セミフレッドのミルクの旨味に
彩を添えてくれます。

今回のワインを振り返ってみると、、

①スプマンテ:ヴェネト州(北)

(葡萄:ガルガーネガ)

②赤ワイン:バジリカータ州(南)

(葡萄:アリアニコ)

③ロゼワイン:プーリア州(南)

(葡萄:ボンビーノ・ネーロ)

④赤ワイン:トスカーナ州(中央)

(葡萄:ブルネッロ)

⑤赤ワイン:ピエモンテ州(北)

(葡萄:ネッビオーロ)

⑥デザートワイン:カラブリア州(南)

(葡萄:グレコビアンコ)

全て異なる州の、異なる土着品種です。

「イタリアワインはやはり
郷土性のちゃんとした各地イタリア料理
合わせる事によって
初めてその存在意義
成立するのではないか。。」

と仰る内藤さん。

お料理とワインとの素敵な相性で
より美味しく頂け、
様々な州の魅力を見せてくれるのは
内藤さんだからこそ。

お料理、ワインを供する時間を予測し、
それに合わせて、それぞれのワインに

「どのくらい前にこのワインは抜栓する」

と決め、ワインを最高の状態に持っていく。

 

「イタリアを  するような、
その飲み方さえ浸透してくれたら、
数多いイタリア土着品種ワインも
もっと受け入れてもらえるのかな、
と模索の日々です。」

常に熱い想いを持って
日々向き合っているからこそ、
他の追随を許さない
イタリアワインの第一人者として
あり続けるのですね。

ワインもお料理もお任せで
美味しく楽しめ

ますますイタリアワインが

好きになりました♡

これだけすごい内藤さんですが、
物腰柔らかく、とても楽しい方です☆

是非皆さまも、内藤さんの
考え抜かれたマリアージュを楽しみ

イタリア気分に浸ってみては
如何でしょうか♪