シャトー・スミス・オー・ラフィット☆ワイナリー訪問

 Chateau Smith Haut Lafitte
シャトー・スミス・オー・ラフィット

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フランス・ボルドー地方
ペサック・レオニャン村の
格付けシャトー。

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こちらでは、いくつかのワイナリーツアーが用意されていますが、
今回は一番手軽な1時間コースを。

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ワイナリーとは思えないほど綺麗で、どこか可愛らしさを感じるシャトーです。

まずはvisit用の棟に行き

R0102244 (960x1280)こちらでツアーが始まるのを待ちます。

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こちらでは様々なヴィンテージのワインや

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ソムリエナイフ、ガラス栓などのグッズが販売されています。

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2009年は偉大な年なので、他ヴィンテージに比べ高いお値段です。(ロバート・パーカー氏が100点をつけました)

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[ 樽製造所 ]

まずは樽を製造している場所を見せてくれます。

ボルドーの中で
シャトー内に樽製造所があるのは

 シャトー・ラフィット・ロートシルト
シャトー・マルゴー
シャトー・オーブリオン
そしてこちらの
シャトー・スミス・オー・ラフィットとのこと。

数少ないシャトーのひとつです。

樽を作る木材を約2年、外で乾燥させ、

樽の内側の焼き加減にも細心の注意を払い
伝統的な製法で作っています。

トロンセ産とジュピエ産などのオークを
使っているとのこと。

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樽の内側の焼き(トースト)は、ワインのフレーバーに影響するので、とても大切ですね。

こちらでは、1年で450樽が作られますが
これは必要数の3分の2の数です。

残りは他のところから買っているそうで、これは自社樽とのテイストの違いを比較するためにも続けているようです。

そして、場所を移してワイン醸造所へ。

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[ ワイン醸造所 ]

白ワイン用の白葡萄はもう収穫が始まっているとのこと。

こちらは白ワインの圧搾機です。

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さて、赤ワイン用には

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80ヘクトリットルの木製タンクが
ずらりと並びます。

黒ぶどうを皮のままこちらのタンクに入れて
約4~7週間ほど発酵と果皮浸漬を行います。

R0102270 (960x1280)タンク内

そして、次はワインを熟成させる為のセラーへ。

[ 貯蔵庫 ]

こちらでは白ワインが熟成されています。

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10~12か月、澱と共に50%新樽で熟成されます。

これでバニラやトーストのニュアンスが与えられ、複雑でコクのある白ワインになるんですね♪

そして場所を移し

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赤ワインが熟成されているセラーへ。

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赤ワインのセラーの方が、樽の香りと赤ワインの香り、そしてセラー特有の香りが混ざり、
ワインがここで眠っている!と強く感じます。

赤ワインは16~18ヶ月ほどこちらの樽で
熟成されてボトリングされます。

清澄は、ほぼしないとのこと。

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そして赤ワインのセラーの端には
壁の代わりに地層の断面になっている場所が。

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シャトー・スミス・オー・ラフィットは
第四紀のギョンツ氷期の地層があります。
40~80万年前ほどの氷河期です。

この石灰質の下層土に沖積層や砂利混じりの土が堆積しています、

シャトー・スミス・オー・ラフィットは砂利の多い土壌でとても水捌けが良く、葡萄は水分、養分を求めて6mも深く地中に根を伸ばすとのこと。

そういえば、ブルゴーニュ地方の造り手PONSOT(ポンソ)もセラーの壁の一部を同じようにしており、地層の断面を見せて下さったことを思い出しました。

階段を上って、次はテイスティングルームに移動です。

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[ テイスティングルーム ]

光がよく入る、とても綺麗な
テイスティングルームです。

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シャトー・スミス・オー・ラフィットの土壌は、このような石で構成されているのですね。

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今回のテイスティングは2種類。

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(宿泊者の無料のツアーは、2種類ですが、5種類のツアーもあるようなので、それは予約時に問い合わせてみると良いと思います。)

[ 白ワイン ]

2013
LES HAUTS DE SMITH BLANC
レ・オー・ド・スミス・ブラン

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フレッシュで柑橘系、ハーブの香りが
楽しめます。

こちらのセカンドワインは、
2008年からソーヴィニョン・ブラン100%で造られています。

熟成したヴィンテージを飲んでみたいですね♪

[ 赤ワイン ]

2012
CHATEAU SMITH HAUT LAFITTE
シャトー・スミス・オー・ラフィット

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黒果実の果実感は出ていますが、まだ若々しく。

グラスを覗きながら、10年は熟成させたいなぁ、と思いました。

どちらも新しいヴィンテージですが、
スミス・オー・ラフィットのエレガントさを感じました。

[ ヴィンヤード ]

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ワイン畑の中に、アート作品が点在しています。

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畑の中を覗くと、

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美味しそうな葡萄が♪

収穫直前なので、葡萄の粒はしっかりと色づいていました。

そして足下を見ると、小石がゴロゴロ。

砂利の多い土壌と言われる通りですね。

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土壌には、雑草が生えています。

シャトー・スミス・オー・ラフィットは

 化学肥料などを使わず
オーガニックの堆肥を使用
馬での耕作行う

など、自然を尊重した葡萄栽培を行っています。

コーダリーの化粧品やSPAもこの葡萄が使われているので、嬉しいポイントです。

 そしてこちらの畑には、とても綺麗な黄色の薔薇が咲いています。

R0102510 (960x1280)ワイナリーでは、葡萄の状態のバロメーターとして、ぶどう畑に薔薇が植えられています。

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薔薇もイキイキとしています。

ワイナリーツアーの予約は、こちらのHPにあるメールアドレスに希望日時やツアー内容を送信すると、良いと思います。


Chateau Smith Haut Lafitte
ワイナリー訪問

 

 

 

エル夫、接待でワインを飲むの巻②

皆さま、こんにちは。

長男のエル夫です。

エル夫くん★★

 エル夫のワインダイアリー 

先日の続きですが、2軒目のワインバーに行き、シャンパーニュで乾杯をした後、赤ワインを飲みました。

こちらはT男さんが選んでくれたのですが、何となくどこかで見たことのあるラベル。T男さんはロバート・パーカー氏のポイントがどうとか言っていたけど、、。

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1998年
Coudoulet de Beaucastel
Cotes du Rhone Rouge
クードゥレ・ド・ボーカステル
コート・デュ・ローヌ

1998年という熟成ワインは胸が躍りますね♪

飲んでみて驚いたことは、まだフルーティーで飲みやすく、昔飲んだ熟成ワインのような香りではなかったこと。

熟成していても、なんだか若々しいワインというのもあるんだなぁ♪

黒トリュフのパスタとも美味しく頂けたけれど、
少しワインが強かったかな。

ワイン片手に話がまた盛り上がって良い日でした。

【テイスティングコメント】

エッジは茶色で深いガーネット色。ブラックチェリーにカシスのアロマがあり、タイムなどのスパイスやドライフルーツのニュアンスもあり。落ち着いた果実味があり、中盤で見せるタンニンの伸びが重さを感じさせ、そしてきめ細かいタンニンにより上品にまとまっている。

【弟のソムリエ・エル太より】

エル太(エル夫の弟)★

それは、生産地がフランスのコート・デュ・ローヌだね。

そのワインは、シャトー・ド・ボーカステルが造るものの一つで、所有する畑の最も東に位置するんだよ。セカンドワイン的な存在かな。

葡萄はムールヴェードル30%、グルナッシュ30%、シラー20%、サンソー20%  というブレンドだよ。

1998年の熟成ワインで、落ち着いてるけど果実味もある味わいだったんだね。トリュフに合わせるには少し果実味が強かったのかもしれないね。。

でも、香りに複雑さもあって、ローヌの熟成ワインは楽しいよね。

あ、あとT男さんの「ロバート・パーカー氏のポイント」の話だけど、それはきっと、

『シャトーヌフ・デュ・パプ・オマージュ・ア・ジャック・ペラン』

のことを言っていたんだと思うよ。

同じ造り手が造っているワインなんだけど、このワインがロバート・パーカーポイント100点満点を何回も取っているんだよ。

これは長期熟成が必要だから、若いヴィンテージのワインを飲むのはちょっと早いと思うけど、、とにかく、すごいことだよね。

それではね~。

あ、なんとなく聞いたことがある!そういうことか~。さりげなく説明ができるT男さん、かっこいいなぁ。しかもその後、薀蓄を語らないところが「出来る男」って感じだよ。

あ~、いつかシャトーヌフ・デュ・パプを飲みたいな♪

さて、出来るビジネスマンに向け
明日もがんばります。

エル夫、接待にてワインを飲むの巻①

みなさま、初めまして。

長男のエル夫です。

エル夫くん★★

 エル夫のワインダイアリー 

昨日は、お取引様からの接待でした。話が盛り上がり、「2軒目に行きましょう!」となり、ワインバーへ行ってきました。

そこで、私がワインを選ぶことになり、、

4人だったので、まずはシャンパーニュ。接待して頂いてるので、なるべく価格は抑えたいところ。

でも、早く決めないと!と、リストに目を通すと価格が下から2番目の行に、以前飲んで美味しかった記憶のあるシャンパーニュがあり、即決しました。

リストには多くの銘柄が載っていましたが、覚えていたシャンパーニュがあって運が良かったなぁ。

そのシャンパーニュは、というと、

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DEUTZ BRUT CLASSIC
ドゥーツ・ブリュット・クラシック
DEUTZ
(造り手:ドゥーツ)

少し飲みごたえがあって、このクリーミーなこの感じ。うんうん。御三方からは「さすがですね~」気に入ってくれた様子。よかった♪

【テイスティングコメント】

泡立ちは強く、熟したアプリコットのような、果実味がたっぷりある。綺麗な酸があるが、主張しすぎない。花の香りもあり、ジューシーだけれど、上品にまとまっている。クリーミー。

【エル太より】

エル太(エル夫の弟)★

エル夫お兄ちゃん、良かったね~!

そのシャンパーニュは、ミシュラン星付レストランでハウスシャンパーニュとして使われていたり、、と、人気者なんだよ。

きっと、「ボリューム」と「キレ」のバランスが良いから、万人受けするんだろうね。3種の葡萄(シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)を1/3ずつブレンドしているんだよ。

あぁ、僕も飲みたいな。

それではね~。

ふむふむ。。エル太ありがとう。
手帳に書いとこう♪

手帳に書くようになってからというもの、飲んだワインを今日みたいに思い出せるようになって、色々と役に立つなぁ。

手帳を見返そうっと♪

エル美、ブルゴーニュを飲むの巻

こんにちは~♪

はじめまして、エル美です。

エル美のワインダイアリー★★★★

 エル美のワインダイアリー 

昨日は、会社の帰りにジムに寄っていっぱい汗をかいてきました♪そんな時は「力強く渋味の強いワインを飲みたい!」って何故か思うのです。

「力強く渋味の強いワイン~♪」と心に決め、昨日訪れたのは初めてのフレンチ。そこで、ワインリストを見たら、

飲み頃ワインがズラズラズラ~♪

しかもブルゴーニュの品揃えが豊富!

と、いうわけで、
力強く渋味の強いワイン」をやめて…

「飲み頃のワインを選ぶ!」

ことに変更~♡

とはいってもお値段とご相談もあるので、いつものように何となく良さそうな2つを選んで、あとはソムリエさんにどちらが良いか聞いてみました。

そして、ソムリエさんの「最近開けましたが、飲み頃です。」の言葉を信じて、選んだワインはブルゴーニュのワイン!

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1996年  Chambolle Musigny
シャンボール・ミュジニー
(Domaine Michel GROS)
(造り手:ミシェル・グロ)

そう、渋味は強くないワインです。

ワインは色んな決め方がありますね~♪

さて、グラスから熟成の香りが出ていて、「久しぶりに出会った香り!」で良かったです!

そしてもう一つ、面白かったのは、最初はシャンボール・ミュジニーだから柔らかいイメージがあって、「時間が経つと甘くなる感じ」かなぁ、と思ったら…

時間が経つにつれ、渋味と酸味が強くなっていって、「力強いワインを飲んでいる感じ」がしたんです!ってことで、最初に飲もうと思っていた「力強い」ワインが飲めましたー。この意外性もワインの楽しみのひとつよね~♡

【テイスティングコメント】

香りは、土やトリュフなどの野生的な香りが強く、スパイスの香りもありうまく熟成した感じがとれる。花の香りなどはさほど強くなく、華やかな香りは控え目。ローストした樽の香りもあり。

飲み進めていくうちに、タンニンがしっかりとしてきて強く厚みのあるボディに。黒果実のニュアンスがある。

【ソムリエ・エル太より】

エル太(エル美の弟)

エル美お姉ちゃん、「渋味が強くなってきた」っていうのは、そのワインの特徴かもしれないよ。

ミシェル・グロのシャンボール・ミュジニーは力強いスタイルで知られているんだよ。畑の大半が特級畑ミュジニーの近くにあるんだ。あ!あと、1996年から凝縮したワイン造りになったこと、これが関係していると思うよ。

それではね~。

へぇ~、そうなのね。同じシャンボール・ミュジニーでも造り手や畑の位置で変わるんだ~。ふむふむ。

でも、やっぱりエル美は、ブルゴーニュなら、柔らかくふわっとした方が好きだなぁ。

ブルゴーニュはやっぱり難しい。。

けど、そこがまた楽しいところ~♡

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[ 関連 ]→生産地ブルゴーニュ