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シャトー・ド・ボーカステルChateau De Beaucastel

 皆さま、こんにちは。

フランスの南にあるワイン産地
シャトーヌフ・デュ・パプのワイナリー
シャトー・ド・ボーカステルに行ってきました。

Chateau De Beaucastel
シャトー・ド・ボーカステル

シャトーヌフ・デュ・パプ
アヴィニョンの町から 車で約30分の場所に位置する ローヌ地方ワインの中でも
有名な産地です。

村名でもあり、ワイン名でもある
シャトーヌフ・デュ・パプの意味は

「教皇の新しい館」


なぜ「教皇」なのか?というと

”14世紀、アヴィニョンに教皇が移り住んだ際、アヴィニョン郊外のシャトーヌフ・デュ・パプに別荘を建て、ワイン産地として開拓した土地だから”です。


シャトーヌフ・デュ・パプには
多くのワイナリーがありますが
その中で人気の高いワイナリーのひとつ、
シャトー・ド・ボー・カステルを訪れました。

Chateau De Beaucastel
シャトー・ド・ボーカステル

こちらはファミーユ・ペランによるワイナリーのひとつ。
(ファミーユ・ペランはデイリーワインから、長期熟成のできるワインまで幅広い種類のワインを造っていて、日本でもファンが多いですよね。)

特に有名なものに、ワイン評論家ロバート・パーカー氏が100点を数回つけたワイン「オマージュ・ア・ジャック・ペラン」があります。

ワイナリー前の駐車場に停めると、スタッフの方が表で待っていてくれて、少し話した後

ワイナリー横の、可愛らしいお庭を通り、

そのままヴィンヤードへ向かいました。

ヴィンヤードはとても広く、
地表に小石がゴロゴロしています。

ヴィンヤードについて詳しくは
最後の方にあります。

一通りヴィンヤードの説明を受けた後、
ワイン醸造所に移動です。

[ 醸造所 ]

ボー・カステル・ルージュ
13種類の葡萄をブレンドしています。

[13種類の葡萄]
①ムールヴェードル30%②シラー10%③グルナッシュ30%④クノワーズ10%⑤サンソー5%⑥ルーサンヌ⑦クレレット⑧ブールブーラン⑨ミュスカルダン⑩テレ・ノワール⑪ヴァケラス⑫ピクプール⑬ピカルダン

シャトーヌフ・デュ・パプ
では13種類の葡萄が認可されていますが
全て使用するワイナリーは稀です。

葡萄を収穫し、選別した後
葡萄を殺菌、SO2添加を減らすために
急速加熱
(フラッシュ・ヒーティング・システム)
を行うとのこと。

(果実のまま80℃まで加熱後、20℃まで冷却)

全て除梗されたブドウ品種は
別々に醸造されます。

[ 発酵 ]

醗酵するためのタンクは
大きな木製コンクリート製がありました。

葡萄の特性に合わせ使い分けているそうです。

シラーやムールヴェードルは力強い葡萄なので
木製タンクを使い

[ 木製タンク ]シラー、ムールヴェードル

他品種はコンクリートタンクを
使用するそうです。

[コンクリートタンク]他品種

マロラクティック発酵の後は
品種ごとに試飲をし、 ブレンド。

そしてこの後は
ワインを熟成させる貯蔵庫へ移動します。

[ 貯蔵庫 ]

ボルドーやブルゴーニュのセラーとは異なり
左右に大樽があります。

写真の真ん中にある樽が、
通常よく見る大きさの樽なので、
見比べるとどれだけ大きいか
お分かりになると思います。

ボー・カステル・ルージュは、

12ヵ月、大樽で熟成され

②その後卵白で清澄

③ワインを瓶に詰めて

④瓶を横に寝かせて更に12ヵ月熟成させます。

ワインボトルがずらりと並んでいる
セラーを通って、 b22 (960x1280)

テイスティングへ。

[ テイスティング ]

こちらでは、セラーでのテイスティング。

この空間の香り含め、セラーでワインと向き合うのが一番好きです。

白1種、赤3種のテイスティングでした。

2014 年     ボーカステル・ブラン
2012年 ボーカステル・ルージュ
2008 年 ボーカステル・ルージュ
1998 年 ボーカステル・ルージュ

2012年ボーカステル・ブラン、ルージュ共に、若いのでフレッシュで果実の香りが強く出ます。
やはり『ボーカステル』ライン は
熟成してあげて、本来の魅力を発揮するなぁ、と思いました。

若いヴィンテージなら、
このワイナリーが造るコート・デュ・ローヌの
『クードレ・ド・ボーカステル』ラインが
良いですね。

2008年ボーカステル・ルージュは、すこし角がとれていますがまだ鋭い力強さがあります。

そして、出して頂いた1998年ボーカステル・ルージュは、とても綺麗な熟成をしていました。

野性的な香りが出てきて、たっぷりとした黒果実にほんのりイチジクなどの香りが重なっていて、魅力的☆

この日のディナーで飲んだ1996年に比べ、1998年はまだタンニンの重厚感があり、あと数年熟成させても面白いと思いました。

[ ヴィンヤード ]

(ボーカステル・ルージュのヴィンヤードはあそこまでだよ。ふむふむ。 )

130haの畑の内、100haでブドウを栽培しています。

  • シャトーヌフ・デュ・パプ:75ha
    (シャトー・ド・ボーカステル)
  • AOCコート・デュ・ローヌ:25ha
    (クードレ・ド・ボーカステル)

残りの30haはブドウの植え替えとのこと。

土壌は中新世という地質時代の
海洋性砂岩で、
これはローヌ川の河床です。

そして、シャトーヌフ・デュ・パプといえば
ガレ』
地表にはガレという丸い小石が
ゴロゴロしています。

このガレは昼間、太陽熱を吸収し、
夜間に熱を放つという
大切な役割を担っています。

シャトー・ド・ボーカステルでは
一面ガレですが、 全てのシャトーヌフ・デュ・パプがこうではなく、砂や粘土が多いワイナリーも多く存在します。(ラヤスなど)

そしてもう一つ
シャトーヌフ・デュ・パプといえば
年間約100日吹くミストラルという風。

 やはりその通り、
ヴィンヤードにいると風が吹きつけ、
倒れないようにと、葡萄の木が低いのも
納得できます。

このミストラルにより
空気は乾燥
葡萄を病気害虫から防ぐことができ、
ガレ同様、重要な役割を担っています。

そして、シャトー・ド・ボーカステルは
早い段階から、有機農法を取り入れています。
化学肥料などを使用しない
自然な環境の下で
葡萄も畑も元気で綺麗でした。

 ◆

シャトー・ド・ボーカステルは
とてもフレンドリーで素敵なワイナリーでした。
南フランスに行かれる際はお勧めです☆

こちらからメールできるようです。

シャトー・ド・ボーカステルは
シャトーヌフ・デュ・パプの町から
約10分ほどの場所に位置しています。

ワインは、ワイナリーではなくシャトーヌフ・デュ・パプの町で買えるそうです。

ジゴンダスにある、シャトー・ド・ボーカステルが経営しているワインショップでも買えます♪
(車で2,30分で着きます)


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