エルミタージュ☆カーブ・ド・タン1978年[赤]

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1978年
Hermitage
エルミタージュ
Cave de Tain
カーブ・ド・タン

☆★エルニャのひとこと

ローヌの偉大な年1978年!

ワイン

生産地:フランス / ローヌ地方/エルミタージュ
葡萄:シラー
AOCエルミタージュ

  • 『カーヴ・ド・タン』は1933年にルイ・ガンベール・デ・ロッシュ氏により設立された、評価の高い協同組合。
  • 1,000haの北ローヌ最大の広大な畑を所有。
テイスティングコメント

ローヌ地方のシラーでここまで熟成しているワインは初めてだったので、想像がつかずワクワク♪
飲んでみると、熟成してもシラーの特徴が残っており、さすがジビエ料理と合います。 

全体的に茶がかったガーネット色。

シダのようなスッとした香りがあり、ドライプラムなどドライフルーツに、若干シェリー的な香りがある。リコリスなどのハーブ香、スパイス香もあり、口に含むとタンニンを感じる。
60年代のブルゴーニュワインを飲んだ時のような香りが広がります。

ジビエのパテとの相性がとても良い。

 ★レストラン 
[渋谷] deco

 

アルモニ ☆広尾フレンチ

どこか懐かしい、本格フレンチのお店。階段を上った2階に席があり、家に招かれた雰囲気です。2名なら、階段上ってすぐのところにある半個室もあります(扉が無い個室)。ワインに詳しいマダムがおり、ブルゴーニュワインが色々と揃っています。料理は伝統的なフレンチ+モダンな要素も少しあります。

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こちらの半個室(扉が無い個室)は、洞窟の中に居るような、ちょっと違った空間が楽しめます。

スタートのシャンパーニュは

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TSARINE
Cuvee Premier Brut
ツァリーヌ
キュヴェ・プレミアム ブリュット

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シャンパーニュに合います♪

R0011606 (957x1280)なめらか人参ムースと
北海道産うに
コンソメジュレのハーモニー

王道の組み合わせ、濃厚なハーモニー。

R0011607 (957x1280)旬の魚介のカルパッチョ
柑橘の香り

とても綺麗な一皿。
シンプルですが、素材の味がしっかりと出ています。

ワインは、ブルゴーニュを、、

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2001年
Morey Saint Denis
モレサンドニ 
Clos des Ormes
クロ・デ・ゾルム
Georges Lignier
ジョルジュ・リニエ

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田舎風パテ・ド・カンパーニュ
自家製ピクルスとプチサラダ

お肉の味がギュッとつまっています。

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自家製スモークサーモンと
色とりどりの野菜テリーヌ

アボカドのサラダと
サワークリーム添え

とても美しく、サーモンと野菜の味がしっかりと楽しめます。

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栗とフォアグラを詰めたうずらのロースト
ポロねぎフリットとじゃが芋のピューレ
ポルトソース

深みがありながら濃すぎず、ブルゴーニュワインと合います。

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ムッシュ山田が仕留めたえぞ鹿のポワレ
トリュフ入りピュレと木の子ソテー添え

しっとりとした肉質、コクはあるけど濃すぎないソースは、ワインと合わせやすく。

R0011623 (957x1280) タルト・タタン

しっかりと煮込まれた濃厚なリンゴの味わい。

R0011624 (957x1280)自家製プリンア・ラ・モード

R0011626 (957x1280) ハーブティー

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小菓子

最後までしっかりとフレンチが楽しめます。

シャトー・オー・ブリオン1976年[赤]

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1976年
Chateau Haut Brion
シャトー・オー・ブリオン

☆★エルニャのひとこと

柔らかく、繊細なオー・ブリオン、、♪

ワイン

生産地:フランス / ボルドー地方/ペサック・レオニャン
葡萄:カベルネ・ソーヴィニョン45%メルロ37%、カベルネ・フラン種18%
AOCペサック・レオニャン
メドック格付け1級

  • 『メドック格付け』で、メドック地区以外のシャトーで例外として唯一格付けされた。
  • 外相タレイランがナポレオン敗戦後に開かれた1814年の「ウィーン会議」において、豪華な料理とオー・ブリオンを振る舞ったことで、各国の態度が軟化し、そのお陰で敗戦国だったフランスが領土をほぼ失わずに済んだ、という話はとても有名。影の立役者です。
テイスティングコメント

フチは茶色がかっている綺麗なガーネット色。

シルキーなタンニンに、シガーの香りとトリュフ香、木と花の香りもフワリとあり、時間が経つとどんどん香りが開いてくる。こちらもまだ熟成できると思われる、綺麗な果実味がありました。

今、とても美味しい状態です。

果実の甘みも感じ、シガーの香りが続く余韻の長さは、さすがのオー・ブリオンだと思いました。

 ★レストラン 
[渋谷] deco

シャトー・デュクリュボーカイユ1979年[赤]

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1979年
Chateau Ducru Beaucaillou
シャトー・デュクリュ・ボーカイユ

☆★エルニャのひとこと

どのヴィンテージでも、このシャトー独特の香りがする気がするニャ~♪

ワイン

生産地:フランス / ボルドー地方/サン・ジュリアン
葡萄:カベルネ・ソーヴィニョン70%メルロ25%、カベルネ・フラン種5%
AOCサン・ジュリアン
メドック格付け2級

  • 『ボーカイユー』→”美しい砂利・小石”という意味
  • 表面には大きな砂利、下は粘土質。
  • ロバート・パーカー氏によると、1987年~1990年のヴィンテージには問題があったとのこと。(これらの多くにカビ臭いアロマがあった→蔵を建て替え、問題は解決)
テイスティングコメント

綺麗なガーネット色をしており、まだ若い印象がある。

デュクリュボーカイユ特有の香りが広がり、草やシダの香り、森林の土の香りがあり、トリュフ香もとれるが、黒果実とラズベリーのような酸のある果実味が健在で、まだ熟成できる若いエキス分がありました。

 ★レストラン 
[渋谷] deco

 

デゴルジュマンとは?Degorgement

お答えします(入門編)

 エルニャのワイン知識 

これは、まず

シャンパーニュを造る過程で使う用語」

ということを覚えよう♪

デゴルジュマンとは、
(Degorgement )

澱を取り除く」作業
のことを いうんだよ。

シャンパーニュを造るには、たくさんの作業があるんだけど、このデゴルジュマンは

やっとシャンパーニュが出来上がる!」

っていう最後の段階なんだよ♪


デゴルジュマン
瓶口に集まった澱を取り除く作業。
瓶口を凍らせ、栓を抜き、ガス圧で澱の塊を飛び出させる


 ★関連
澱とは?

クロ・デ・ゴワセ1996年☆フィリポナ[泡・白]

IMG_0031 (1280x1280)1996年
Philipponnat
フィリポナ
Clos des Goisses Brut
クロ・デ・ゴワセ・ブリュット

エルニャのひとこと

熟成した旨味、深いニャ~♪

ワイン

生産地:フランス / シャンパーニュ地方
造り手:フィリポナ
葡萄:シャルドネ35%、ピノ・ノワール65%
A.O.Cシャンパーニュ

  • シャンパーニュ地方のモノポール、『クロ・デ・ゴワセ』から造られる。
  • ドザージュ4g/L~5g/L
  • 畑の広さは5.5ha、45度の急斜面。
    (『クロ・デ・ゴワセ』→厳しい労働、の意味)
テイスティングコメント

黄色の強いクリーム色。泡の勢いがある。

エポワスのようなウォッシュ系チーズの香りがあり、アンズ、ナッツの香り、熟成香が広がる。ミネラルと酸がしっかりとあり、時間が経ってもこの硬質なスタイルは変わらず。

熟成香がとても楽しめ、温度が上がるとブリオッシュの香りがふわりと包み込みます。


 同時に開けたジャック・セロス シュブスタンスと並べてみると、

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右側のクロ・デ・ゴワセの色調も強い黄金色ですが、左側のジャックセロスの方がオレンジ色が強く見えます。

どちらも時間が経つにつれて変わる香りが
素晴らしく、ゆっくり楽しみました。

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熟成シャンパーニュは

リエットやパテと一緒に楽しめます♪

 

 ★レストラン 
[渋谷] deco

ジャックセロス☆シュブスタンスNV[泡・白]

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NV
Jacques Selosse
ジャック・セロス
Substance
シュブスタンス
Blanc de Blancs
ブラン・ド・ブラン 

エルニャのひとこと

うむむ!と唸るほどの、魅力的な味わいだニャ~♪

ワイン

生産地:フランス / シャンパーニュ地方
造り手:ジャック・セロス
葡萄:シャルドネ100%
A.O.Cシャンパーニュ

  • 独自のソレラシステムで熟成しボトリング。
  • ①収穫の翌年、小樽から4,000Lの大樽に澱と共に移し、
    ②その翌年、澱を取り除き4,300Lのステンレスタンクに移され
    ③毎年、全体の約20%をボトリングする。
  • ボトリングして減った分を大樽から補充、その大樽に小樽から補充、その小樽には新しい年のワインが入る、独自のソレラシステム。
  • アヴィズ産のシャルドネ使用。
テイスティングコメント

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オレンジがかった黄金色。アンズ色をした濃い色調。泡は非常に細かい。
ヘーゼルナッツの香ばしい香り、トースト香が広がり重厚なミネラルを感じた後に蜂蜜の甘み、アプリコットのドライフルーツのニュアンスを感じます。そして、シェリーのような酸化による香りが全体を覆っています。
とても細かくクリーミーな泡はじわっと溶けて、とても綺麗に消えていき、ふわっと残る繊細な香りが印象的。
落ち着きがありますが、香りがどんどん広がり伸びがあります。

2007年デゴルジュマンなので、7,8年の瓶内熟成による香りの複雑さを感じます。

力強さと可憐さを持ち合わせている、何とも言えない魅力があります。

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 同時に開けたクロ・デ・ゴワセ1996年と並べてみると、

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右側のクロ・デ・ゴワセの色調も強い黄金色ですが、左側のジャックセロスの方がオレンジ色が強く見えます。

どちらも時間が経つにつれて変わる香りが
素晴らしく、ゆっくり楽しみました。

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熟成シャンパーニュは

リエットやパテと一緒に楽しめます♪

 ★レストラン 
[渋谷] deco

デュヴォー☆キュヴェ・デーNV[泡・白]

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NV
Devaux Cuvee D
キュヴェ・デー・ミレジム
Devaux
デュヴォー

エルニャのひとこと

ふくよかだけど、キリリとしてる♪マグナムはいいニャ♪

ワイン

生産地:フランス / シャンパーニュ地方
「ユニオン・アンボワーズ」という生産者協同組合が運営
葡萄:ピノ・ノワール約65%、シャルドネ約35%
A.O.Cシャンパーニュ

  • 最低3年の瓶熟
テイスティングコメント

トーストやナッツなどのふくよかな香りに、グレープフルーツなどのキリっとした柑橘系の香り、そして白い花のニュアンスがフワリとあります。ただ、それらは控え目に出てきます。ミネラルの存在感があります。
ほど良いボリューム感です。
マグナムボトルでした。

料理

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蟹のパイ
干し柿とフォアグラのテリーヌ

スタートの一口サイズのお楽しみの一皿は
シャンパーニュと相性が良いですね♪

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ベルギー産キャヴィアと車海老のヴァポーレ
香り豊かなコラリーヌソース
アンディーヴとオレンジのサラダ添え

口に含むと広がるキャビアの濃厚な旨味に合わせようとすると、こちらのシャンパーニュの酸とミネラルが際立ちました。

キャビアには、熟成して落ち着き、深みのあるシャンパーニュと合わせたいなぁ、と思います。

ただ、車海老と濃厚なコラリーヌソースとは相性が良く♪

レストラン[銀座] 資生堂ファロ

パルッソ☆ランゲ ビアンコ ブリッコ・ロヴェッラ2010年[白]

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2010年
Langhe Bianco Bricco Rovella
ランゲ ビアンコ ブリッコ・ロヴェッラ
Parusso
パルッソ

エルニャのひとこと

モダンな造り手の、奥深い味わいだニャ~♪

ワイン

生産地:イタリア / ピエモンテ
造り手:パルッソ
葡萄:ソーヴィニヨン・ブラン100%
D.O.C Langhe(ランゲ)
アルコール度数:14度

  • 泥灰土質・砂質土壌。
  • 標高350メートル。
テイスティングコメント

ほのかに麦わらの色をしていて、熟れた果実のアロマがあり、トロピカルなニュアンスですが、柑橘系の要素もあり、上品です。 まろやかでほのかにトロみのある質感、じわっと広がって綺麗なミネラルは溶けていきます。余韻も上品。 華やかさと爽やかさを併せ持っているワインです。

料理

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やわらかく蒸しあげた黒鮑と白ポレンタ ウイキョウの香り

蒸してあるので少し柔らかくなっていますが、黒鮑の弾力がしっかりあり、噛むごとに旨味が出てきます。

黒鮑の上品さとこちらの白ワインの上品さが上手く合っていて、トウモロコシの風味とウイキョウのアクセントもよく合います。

レストラン[銀座] 資生堂ファロ

ボランジェ・スペシャル・キュヴェ NV[泡・白]

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Bollinger Special Cuvee NV
ボランジェ・スペシャル・キュヴェ 

エルニャのひとこと

これでジェームス・ボンド様のお近づきになれるかニャ~♪

ワイン

生産地:フランス / シャンパーニュ地方
造り手:ボランジェ
葡萄:シャルドネ60%、ピノ・ノワール20%、ピノ・ムニエ15%
A.O.Cシャンパーニュ

  • 最低セラーで3年熟成
  • 5〜10年間熟成させたリザーヴワインが加えられている(コルク栓をしたマグナムボトルにて)
  • ボランジェは『007』のジェームス・ボンドが愛飲したことで知られています。(実際はこちらの上のキュヴェ、ヴィンテージ・シャンパーニュの『ラ・グランダネ』のようです。)
テイスティングコメント

黄金の輝く色が綺麗なボランジェは、ボリュームあり、コクありの味わい。
熟れた果実のアロマがギュッとつまっており、桃のコンポート、そしてふんわりトースト香があります。
強さを感じるミネラルもありますが、酸とのバランスが良く、ボリュームがあるけれど丸みのある味わいは安定感があります。

料理

R0011939 (960x1280)ホタルイカのセモリナ粉フリット 独活(ウド)と蓮根のピクルス フ
ルーツトマトのガスパチョソース

フリットした香ばしさと、フルーツトマトの甘みと酸の上品さが出ているガスパチョソースは、ボランジェの持つ香りとうまく合い、ボリュームも丁度良く合いました。

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 オマール海老のブラーチェ 野生ルッコラ パルマ産プロシュット
カリフラワー風味のモンテビアンコ

オマール海老の風味と、プロシュットの塩味がありながら噛むと甘みが出る旨味は、シャンパーニュやフランチャコルタなどと相性が良いですよね。そこにカリフラワー風味のミルキーさが加わり、ボランジェのボリュームに合うような一皿になっていました。

レストラン[京都] キメラ